製品情報【熱意識(ねついしき) 新熱製品の数々に込められた「お客様へのお役立ちを果たしたい」の総意。】

技術資料−シーズヒーターとは−

1.シーズヒーターってなんですか?

シーズヒーターとは、シーズ(Sheath)=鞘を被ったヒーターのことです。
これだけでは何のことかわかりませんよね。
もう少し詳しく説明します。

シーズ(Sheath)とはヒーターの外側のパイプのことです。
ヒーターの中には、発熱線を裸でそのまま電流を流して使用するヒーターもあります。
使用中のドライヤーの先っぽをのぞいてみると赤く発熱しているスプリングのような金属線が見えると思います。これが、裸のヒーターです。

このような、裸発熱線のヒーターは、構造も簡単で価格も安価に製作出来るのですが、なにせ、電流が流れている金属が剥き出しなので、漏電や、感電の危険性が高く、どのような場所でも使えるというわけにはいきません。

そこで、開発されたのが、シーズヒーターです。

このパイプ(Sheath)の中には、発熱線と共に電気絶縁材が詰まっています。
電気絶縁材があるために電源がONの状態でもヒーター(パイプ)に触れても感電しません。
でも、高温になっているので、触らないでください。火傷します!

一般的なシーズヒーターの断面図を図-1に示します。

(図-1)一般的なシーズヒーターの断面図

新熱工業では、使用目的に合わせて、下記の材質の材料を組み合わせてシーズヒーターを作っています。

1.外側パイプ(Sheath)

ステンレス鋼、インコネル鋼、チタン、アルミ等です。
使用環境や取付側材質の熱膨張等、お客様の使用条件に合わせて最適な材料を選定します。

  1. SUS304
  2. SUS316L
  3. NCF800
  4. Ti
  5. A1050
  6. NCF600(非標準)
  7. Ni(非標準)

2.電気絶縁材

酸化マグネシウムを使用しています。
酸化マグネシウム以外にもシーズヒーターの電気絶縁材料として使われている絶縁材は、たくさんありますが、酸化マグネシウムは、入手性も良く、価格も比較的安価で、電気絶縁性能も良好なので、シーズヒーターには最適な材料です。
この材料があるおかげで、新熱工業が現在のような工業用シーズヒーターが製作できるといっても過言ではありません。

  1. MgO

3.発熱線

主にニクロムの丸線を使用しています。
最近は、ヒーターの外径が細くても比較的出力の高いヒーターが欲しいとのお客様の要求にこたえるために帯状のニクロム線ヒーターも開発し、既に実用化しています。
(出力の高いヒーターにするには、太い発熱線を使う必要があるのですが、図-1から判る様に太い発熱線にするとヒーターの外径を太くする必要が出てきてしまいます。帯線を使うことで、太い丸線と同じ効果が得られます。帯線なので、丸線に比べて発熱線分の厚みを薄く出来ます。
それで、細いヒーターでも比較的出力の高いヒーターが作れるのです。)

  1. NCHW1・丸線
  2. NCHRW1・帯線
  3. FCHW2・丸線(非標準)
    鉄クロムと呼ばれる発熱線で、抵抗値がニクロムより大きい発熱線です。
  4. DSD・丸線(非標準)
    ある発熱線メーカーの製品(DSDは商品名)で、鉄クロムに該当する発熱線です。
    抵抗値は、NCHW1とFCHW2の中間程度の発熱線です。
  5. HY TEMCO・丸線(非標準)
    ある発熱線メーカーの製品(HY TEMCOは商品名)で、鉄ニッケル線です。
    温度による抵抗変化が比較的大きく温度が上がると抵抗値が大きくなるので流れる電流値が自動的に小さくなり、発熱量が小さくなります。
    それゆえに、この発熱電を使用したヒーターは、「自己制御型ヒーター」などと呼ばれることがあります。

新熱工業では、上記の様な、色々な材質のパイプ、色々な材質の発熱線を準備して、お客様の様々なご要求に対応しています。
ヒーター1本からの特注品にも対応していますので、カタログやホームページに記載されていないからといって、あきらめたりしないで、ぜひ、一度声をかけてください。

2.シーズヒーターって何か特徴的なところがあるのですか?

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