- マイクロヒーターとほぼ同じ径の細さです。
- シーズ外径φ1.8mmにより、自由で複雑な曲げ、巻き加工が容易です。
- シーズヒーター構造により、商用電圧のままで容量設定の範囲が広がります。
- 任意の長さに非発熱部を設定できます。
ヒーター外径φ1.8mm のシーズヒーターです。マイクロヒーターとは異なり、
外径はそのままに、様々な抵抗値の製品が作れます。
シース材質 | シース外径(mm) | シース長(mm) | 抵抗値(Ω/m) | 耐電圧(V) |
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SUS316L | φ1.8 | MAX 2500 | 45~200 | 600 |
NCF600相当 |
発熱長 (mm) |
電圧 (V) |
容量範囲 (W) |
電力密度 (W/cm2) |
---|---|---|---|
200 | 24 | 15 ~ 50 | 1.3 ~ 4.4 |
500 | 48 | 25 ~ 100 | 0.9 ~ 3.5 |
800 | 100 | 65 ~ 220 | 1.4 ~ 4.9 |
1000 | 100 | 50 ~ 220 | 0.9 ~ 3.9 |
1300 | 200 | 160 ~ 450 | 2.2 ~ 6.1 |
1500 | 200 | 135 ~ 450 | 1.6 ~ 5.3 |
1800 | 200 | 115 ~ 450 | 1.1 ~ 4.4 |
一般的にφ1.8などのシース径の細いヒーターは、“マイクロヒーター”と呼ばれる直線状の発熱線を使用したヒーターが主流です。細径シーズヒーターは、マイクロヒーターと構造が異なり、スパイラル状に巻いた発熱線を使用しています。発熱線の巻き方によって任意の抵抗値(容量)を設定できるため、マイクロヒーターよりもヒーター長を自由に選定できます。
ヒーター区分 | 抵抗値 | 発熱範囲 | 特徴 |
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細径シーズヒーター | コイリングした発熱線を使用しているため、任意の抵抗値が設定できます。ヒーターの外径、長さが同一でも異なる容量のヒーターが製作できます。 | シースの中に発熱部と非発熱部があるので、不要な部分が加熱されることがありません。 | 色々な抵抗値の製品が作れますので、商用電源(100V、200V等)のままで任意の長さのヒーターが製作可能です。 |
マイクロヒーター | 発熱線径がヒーターの外径毎に固定されていますので、ヒーター長さと外径で抵抗値が決まってしまいます。 | ヒーター全長が発熱部となります。不要な部分が高温になる場合があります。 | 長い(数十メートル)ヒーターが製作可能です。プラントの配管やバルブ等に長いヒーターを施工する場合に向いています。 |
ホットプレートをφ1.8の細径シーズヒーターとφ6.5シーズヒーターで製作し温度分布を比較しました。
細かな曲げが可能ですので、ヒーターを適切に配置し温度分布が向上しております。
電圧(V) | ヒーター容量(W) | プレート温度(℃) | プレート寸法(mm) |
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200 | 600 | 400 | φ150×t10 |
外径φ24mm、厚さ12mmと限られたスペースに細径ヒーターを渦巻き状に加工して配置した小型ホットプレートです。
電圧(V) | ヒーター容量(W) | プレート温度(℃) | プレート寸法(mm) |
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24 | 20 | 400 | Φ24 t=12 |
細径シーズヒーターと熱電対をプレートに内装したホットプレートです。
プレート材質 | 電圧(V) | ヒーター容量(W) | プレート温度(℃) |
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SUS304 | 100 | 150 | 650 |
A5052 | 100 | 100 | 350 |