大学院を卒業し、新熱工業へ入社しました。できる限り現場に近い形で、ものづくりのできる会社という条件で会社探しをしていました。新熱工業は、『いばらきデザインセレクション』で紹介されていましたから、間違いのない企業だと思い、設計として現場の仕事に携われることに魅力を感じました。
大学院を卒業し、新熱工業へ入社しました。できる限り現場に近い形で、ものづくりのできる会社という条件で会社探しをしていました。新熱工業は、『いばらきデザインセレクション』で紹介されていましたから、間違いのない企業だと思い、設計として現場の仕事に携われることに魅力を感じました。
シーズヒーターの設計ということで、図面に起こす仕事です。お客様のご要望を反映し、どういう形状で、どのくらいの容量が必要かなどを計算。用途や加熱対象によって設計面の様々な点を検討します。受注生産のため、お客様からのご希望をゼロから積み上げていく大変さはありますが、そこが面白いところでもあります。
就職活動に入るまで新熱工業がどのような会社か知りませんでしたが、就活サイトで見つけて、会社見学と一次面接で訪問したところ、雰囲気の良さが伝わってきました。実は、当時、茨城県内での就職を希望しながらも、関東圏内に地域を広げて職場を探していました。そんな中、ひたちなか本社勤務ができる新熱工業は、やはり魅力的でした。
同じくヒーターの設計。それと更新のための、製品データの取得です。実際に製品を動かしてデータを取っていきます。社内の実験室を使い、お客様の使用条件などに沿って試験することも多いです。製品は、形や大きさ、使用環境や使用条件も異なります。なかなか思ったように上手くいかない時もありますが、逆にそこがやりがいになっています。
やはり、手がけたものが形になった時です。設計の図面でしかなかったものが実際に完成した時は、非常に嬉しいです。そのうえで、お客様に使っていただき、頂戴する声が大きな励み。私たちは完成した製品を、直接お客様にお届けすることもあり、その際「ありがとう」や「おかげで、こういうことができるようになった」と言ってもらうことに、大きな達成感を覚えます。
最近のことですが、自分の設計した製品を目にする機会がありました。「ああ実際はこのように使ってもらっているんだな」と具体的に実感した時。改めて、これからも頑張ろうという気持ちが込み上げます。「自分たちのつくるものはこうなるのか」と、しっかりイメージができました。
私たちの仕事は、つくって終わりではありません。時には製品メンテナンスのためにお客様のところへ伺うこともあります。自社で製造した製品と真摯に向き合う姿勢によって、信頼される製品が生み出されていると感じます。
お客様の困りごとに対して、柔軟に取り組むことも同様に強みです。他社さんと比較した時に、お客様からお喜びいただいているのは、そういった部分だと思います。
シーズヒーターに加えて制御だったり、情報処理だったり、私自身のできることを増やしていきながら、会社の製品にどんどん反映できるよう成長していきたいです。
まだ私は基本的な知識を貯えている段階です。そのレベルを上げて、なるべく早く後輩を指導できる実力をつけていきたいです。
人の話をきちんと聞いて、後の行動に反映できる人がいいです。能力的には、一つひとつ覚えていけばいいと思っているので、入社段階では専門知識はそれほど重視していません。最初はできないのが当たり前ですから。わからないなりに学ぼうとする姿勢があれば、それで充分だと思います。素直な人なら、新熱工業では自然と伸びていくはずです。
先輩方から言われたことをしっかり受け入れ、何でもトライしようとする人間が向いていると思います。失敗しても、決して投げやりにならず、糧として受け止められる前向きな人がいいです。注意されてもポジティブに捉え、失敗をおそれず、どんどん質問して進めるような方と一緒に成長したいですね。新熱工業には、やる気を受け止め、教えてくれる先輩がいますから。